吉久直志おすすめ映画紹介「SING/シング」

吉久直志おすすめ映画SING/シング

吉久直志おすすめ映画紹介。今回の作品は「SING/シング」を紹介します。

吉久直志
吉久直志

うちの娘が100回以上観るほどハマる映画!

吉久直志おすすめ「SING/シング」はこんな映画

アメリカのCGアニメの一つ。擬人化した動物達の街での出来事を描くファンタジー。

吹き替えに、スキマスイッチやMISIA、長澤まさみ、トレンディエンジェルの斉藤、主役を内村光良が演じて、吹き替えでの歌のクオリティも高く楽しめる作品。

あらすじ

子供の時にミュージカルを観て感動したコアラのムーンは、宇宙飛行士の夢を捨て劇場主になっていた。

しかし、ムーンのプロデュースする舞台はことごとくヒットせず、劇場経営は悪化の一途。そこで起死回生を狙い、素人達による歌謡ショーでスター発掘を試みるのたが。

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作品データ

公開年2016年(アメリカ)/2017年(日本)
上映時間108分
監督ガース・ジェニングス
脚本ガース・ジェニングス
主な出演者▼原語版
マシュー・マコノヒー
スカーレット・ヨハンソン
タロン・エジャトン
トリー・ケリー
ニック・クロール
▼吹き替え版
内村光良 (ウッチャンナンチャン)
長澤まさみ
大橋卓弥 (スキマスイッチ)
MISIA
斎藤司 (トレンディエンジェル)

映画「SING/シング」吉久直志おすすめポイント

小さな子供からお年寄りまで、誰もが満遍なく楽しめる娯楽作品。

決して残酷なシーンも怖いシーンもなく、子供達に夢を与えながらも、大人の視点からも描かれており、観ている皆が幸せに包まれる良作なのである。

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ネタバレ感想

ネタバレ表示

ミュージカル映画のお手本のような作品である。しかし、これは正確にはミュージカルではない。

ミュージカルは感情や状況の高ぶりや台詞を歌にのせて演じる物だが、このシングは、基本的には日常的な台詞は普通に演じられる、歌を歌うことをテーマにした「歌の物語」なのだ。

劇場の経営に破綻したムーンが、最後に打って出た奇作。
素人による歌謡ショー!

そこに集まったのは、様々な問題を抱えた曲者ばかり。
その子供受けする可愛い見た目とは裏腹に、さりげなく、とてもリアルに生きた人間を描いているのだ。

子育てに疲れた主婦、ダメ男のロックシンガーにつくす女の子、ギャングの息子、実力は有るのに借金を抱える歌手、そして人前に出るのが恥ずかしくて歌えない女の子。

それぞれの、生活やコンプレックスを歌を通して皆がつながり前向きになっていく、とても気持ちがいい物語なのだ!

話の流れや設定だけ聞くと、よくあるディズニーアニメのようだが、これはディズニーではない!
そこがこの作品の質を他のアニメより一線を画しているのだと思う。

夢や希望ではなく、ずる賢さや、悲しみもある、努力や絶望もある。
そして、絶望の中で見つけられる何かがあれば、きっと人は立ち上がることが出来るのだ。
そう思わせてくれる力がこの映画にはあるのだ!

更に、使われる歌は世界的に有名な歌ばかり。それもふんだんに使われ、吹き替えの声優達の歌唱力と相まって、思わず口ずさもたくなる、何度でも聞きたくなる、そんな歌の素晴らしさが体験出来る作品なのです。

スキマスイッチの歌う、ゴリラのジョニーの歌「I still standing」。長澤まさみの歌う、ヤマアラシのアッシュの「セット・イット・オール・フリー」は信じられないほど心を揺さぶられるから!
カラオケで歌わずにはいられないほどに。

そして、凄い才能があるのに緊張で人前で歌えない象のミーナに、ムーンさんが最後に絵顔で「歌って(SING)」 というシーンが、この映画のタイトルであり、テーマをズバリ表していて僕の一番お気に入りのシーンである。

ちなみに妻は途中からずっとぼろ泣きしながら見てました。
そんな少し幸せになれる動物達の世界を是非体験してみてください。

吉久直志おすすめの映画「SING/シング」 を観る

SING/シングはDVD、ブルーレイも販売されていますし、VOD(動画定額配信サービス)でも見る事が出来ます。

SING/シングが観れるVOD

SING/シングは以下のVODで配信されています。※2020年3月時点

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