吉久直志おすすめアニメ紹介「∀ガンダム(ターンエーガンダム) 」

吉久直志おすすめアニメ紹介。今回の作品は「∀ガンダム(ターンエーガンダム)」の紹介です。

吉久直志おすすめ「∀ガンダム(ターンエーガンダム)」はこんなアニメ

1999年に機動戦士ガンダムの20周年記念番組として、生みの親である富野由悠季監督によって作られたガンダムシリーズの1作品。

モビルスーツのデザインはハリウッドで「ブレードランナー」や「エイリアン」のプロダクションデザイナーを務めたシド・ミードが担当。

あらすじ

人類が度重なる戦争を繰り返し、絶滅の危機を幾度も乗り越えた遥か未来。

それまでの歴史を「黒歴史」として封印した人類は、地球の文明を20世紀初頭の科学技術まで戻して地球の環境を復活させ、自然と共に暮らしていた。

そこへ国交の途絶えた月に住む人々「ムーンレイス」が、極秘に地球へと環境調査に数名の調査員を降下させる。

その一人であるロラン・セアックは、地球ての暮らしに満足し、地球が大好きになっていた。

やがて月からの交信と共に、最新技術を施した宇宙船でムーンレイスが地球へと降下を開始する。

ムーンレイスは自分達の住むための土地を要求するが、地球人たちは勝手に土地を奪われるのを拒み交渉は決裂。

やがて圧倒的な科学力を持つムーンレイスが武力で支配を始めようとする時、山の中より白いモビルスーツが現れる。偶然乗り込んだロランは、そのモビルスーツで月と地球の間にたって戦争を回避しようと試みる。

作品データ

放送年	1999年
制作	フジテレビ、サンライズ
原作	矢立肇、富野由悠季
話数	全50話
総監督	富野由悠季
キャラクターデザイン	原案：安田朗 設定：菱沼義仁
メカニックデザイン	大河原邦男 シド・ミード 重田敦司 沙倉拓実
音楽	菅野よう子

アニメ「∀ガンダム(ターンエーガンダム)」吉久直志おすすめポイント

それまでのガンダムが紡いできた宇宙世紀という歴史の積み重ねにより、ガンダムは途中参加の難しいファンのみが楽しめるアニメとなっていた。

そこで富野由悠季監督以外の監督たちによる、全く別世界のガンダムが作られ始めファンの獲得に成功。

そして20周年の記念番組として生みの親である富野監督が

「これまで作られた全てのガンダムを肯定するガンダムを作る」

と宣言して作られたのが、ターンエーガンダムなのだ。

この作品をガンダム初心者に勧める理由は、

• 最初のガンダムは絵が古いし、設定も複雑で予備知識が必要
• 他の監督のガンダムは「ガンダムらしさ」が弱い
• 富野監督の作品だからガンダムらしさが匂い立っている
• 物語が分かりやすい
• 世界が一作品で独立しているので取っつきやすい
• 絵が綺麗でお伽噺のような世界なので女の子にも受け入れやすい
• 当時社会風潮でもあった「癒し」をテーマにした「癒されるガンダム」で見ていて心が優しくなれる

からなのです。

何より僕が一番好きなのは、これまでの作品では全て【戦争を終わらせるための兵器】だったガンダムが、【戦争が起きないようにするための機械】として活躍するのがとても新しく素敵に感じられたからなのです。

感想

兎に角、見てほしい。

当時はシド・ミードのデザインしたターンエーガンダムのダサさに人気が全く出なかったアニメとなっているが、富野監督の凄さはそのデザインがそのデザインである理由まで作品に落とし込んでいるところだろう。

また、当時のアニメーターたちが、いかにターンエーをかっこ良くガンダムらしく作画するのかを競っていたとの話もある。

そんなこともあり、作画はピカイチに美しくて格好よい。

そして、政治的背景から個人的主観までグローバルに、しかし丁寧に描かれる人間模様は本当に素晴らしい。

機械文明に頼る人々と、自然の世界で生きる人々がぶつかり合う事で、本来の《人が生きる》とはどういう事か？が見えてくる。

菅野よう子さんの美しい音楽も世界に相まって、常に心が癒される幻想的な世界は、どんどんと次の話を見たくなる事でしょう。

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ネタバレ感想

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∀ガンダム(ターンエーガンダム)は、DVDやブルーレイも販売されていますし、VOD（動画定額配信サービス）でも見る事が出来ます。

∀ガンダム(ターンエーガンダム)が観れるVOD

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