さめじおすすめ小説紹介「龍は眠る」

さめじおすすめ小説紹介。今回の作品は「龍は眠る」です。

さめじ

大好きな宮部みゆき作品の中でもトップ3に入ってくる作品です。また読み返したいなぁ。

さめじおすすめ「龍は眠る」はこんな小説

1991年初版発行の宮部みゆきの小説です。第45回日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞し、1991年「週刊文春ミステリーベスト10」では8位、1992年「このミステリーがすごい」で4位と評価を得ています。

あらすじ

嵐の晩だった。雑誌記者の高坂昭吾は、車で東京に向かう道すがら、道端で自転車をパンクさせ、立ち往生していた少年を拾った。何となく不思議なところがあるその少年、稲村慎司は言った。「僕は超常能力者なんだ」。その言葉を証明するかのように、二人が走行中に遭遇した死亡事故の真相を語り始めた。それが全ての始まりだったのだ……

新潮社

作品データ

著者宮部みゆき
初版発行年1991年
ジャンルフィクション
ミステリー

小説「龍は眠る」さめじおすすめポイント

同じ宮部みゆき著の「クロスファイア」もそうですが、宮部みゆきが描く超能力者はリアリティがあります。

単にその能力を過信したり私利私欲のために使ったりというよりは、能力を持つが故の葛藤や悩みを抱える一人の人間として描かれます。

この「龍は眠る」に出てくる超能力者もそういった人間臭さを持っている為、キャラクターに魅力があるし、リアルな描写の中にいても違和感を感じさせません。

ストーリーの展開も面白いですが、登場人物に親しみを覚える為、読後、「もっと読んでいたい」という感覚を覚える、そんな小説です。

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さめじのネタバレ感想

ネタバレ表示

冒頭の嵐の中のマンホールのシーンから引き込まれます。この小説を読んでから、雨の日の夜はマンホールの蓋が空いてないか注意しながら歩くようになりました(笑)

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