吉久直志おすすめ漫画紹介「フルーツバスケット」

吉久直志おすすめ漫画紹介「フルーツバスケット」

吉久直志のおすすめ漫画紹介。今回の作品は「フルーツバスケット」です。

吉久直志
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漫画を読んだらアニメもね!

吉久直志おすすめ「フルーツバスケット」はこんな漫画

白泉社の「花とゆめ」に連載されていた、高屋奈月さんの漫画。

少女漫画だけど恋愛重視でなく、登場人物たち殆ど全ての心のトラウマや不器用さが描かれています。人間が生きる事の辛さや喜び、見た目で他人の本当の心は理解できない現実的な問題を、優しいファンタジーで見せる傑作漫画です。

あらすじ

両親を亡くし、住む家を追われた女子高生「本田透」は、山の中でテント生活を始めていた。

朝、学校へ行く途中に一軒の屋敷の前に出る。そこは同級生の美男子、草摩由希が住む家であり、山だと思っていた場所もも草摩家の土地だった。

ひょんな事からその家で居候をする事になった透は、由希たち草摩の一族が異性に触れられると十二支の動物へ変身してしまう呪いにかかっている事を知ってしまう。

作品データ

作者高屋奈月
掲載紙花とゆめ
連載時期1998年16号~2006年24号
出版社白泉社
単行本全23巻

漫画「フルーツバスケット」吉久直志おすすめポイント

ここまではまった少女マンガは無いのではなかろうか?

高屋奈月さんの性格であろう、完璧なまでのプロット(物語設計図)とキャラクター配置。出てくる全ての登場人物が心に何かを抱えている。

どんなに嫌なやつも、どんなに生意気なやつも、どんなに偉そうなやつも、どんなに幸せそうなやつも、どんなに明るいやつも、どんなに大人しいやつも、みーんな、痛みや苦しみを抱えて生きてる世界。

それを学園生活と言う青春で表現し、小気味良いギャグと人間が十二支の動物に変身すると言うファンタジーで優しく包み込む。

大人も子供も等しく「心」を描いて、何歳の人が読んでも等身大の人間として受け取れる珍しい作品。

なにより、連載当初からラストにかけて全ての出来事にキチンと繋がりや伏線が張られていて、とてま美しく回収されていく。

読むと引き込まれて、心が優しくなれる物語です。

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ネタバレ感想

ネタバレ表示

誰に対しても完璧で優しく、明るい主人公も、実は心に深い傷を持ってて、憎しみや悲しみを持っていることがわかる。

仲間外れにされていじめられていた主人公が出会ったのは、十二支に入れなくて一族から蔑まされていた猫の男の子。

二人の心は様々な人々を巻き込み、一族に昔から蔓延っていた呪いを溶かしていく。

やがて十二支の頂点に立つ神様にあたる少女が登場。

一番最高位のはずの神様より、最低な地位の二人の方が美しく、幸せに見える構図はさすがであり、少年漫画の様に戦って解決ではなく、人間的に心に何かを残しながらも未来へと歩き出す解決法は、とても心に優しく響くのだ。

一度読み始めると、きっと最後まで読んでしまうでしょう。

そして漫画を読んだあとは、2019年から始まったアニメを観ることをお勧めします。

この美しくて優しく、残酷な世界を見事に表現した絵柄、テンポ、声、音楽が加わった生きた世界もまた心を豊かにしてくれるはずだから。

吉久直志おすすめの漫画「フルーツバスケット」を読む

フルーツバスケットはコミックスで読むことができますし、月額制のサブスクリプションでも読めます。

フルーツバスケットが読めるサブスクリプション

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