吉久直志おすすめ音楽紹介。今回は藤田麻衣子の「ねぇ」です。
聞いたとたんに切ない世界に引き込まれる歌声とメロディ
吉久直志おすすめ「ねぇ(藤田麻衣子)」はこんな音楽
2012年に発売された藤田麻衣子さんの七枚目のシングル。アニメ「緋色の欠片」のオープニングテーマ。
作品データ
歌 | 藤田麻衣子 |
作詞 | 藤田麻衣子 |
作曲 | 藤田麻衣子 |
リリース | 2012年 |
ジャンル | J-POP(アニメソング) |
音楽「ねぇ(藤田麻衣子)」吉久直志おすすめポイント
音楽と言うのは表現の中で、最も人の心を揺さぶる力を持っている最強の武器である。
映画や演劇は物語を二時間もかけて語る時、時に音楽の力を借りたりする。ダンスやバレエも音楽が先行してあり、そこに感情をのせて身体を通して心を反映させる。
しかし、音楽はだった三秒のリズムやフレーズだけで成立して、人の心や記憶に刺さる力がある。
この「ねぇ」を初めて聞いたのは、自分がライフワーク的にプロデュースしている神話の朗読劇で『ギルガメッシュ叙事詩』を執筆していた時だ。
神話とは口伝で伝えられた箇条書きのような短編の集合体である。その集合体に時系列をつけて物語る時、ラストシーンをどう語り終えればエンディングになるのか?をいつも考えている。
いつも、誰かしらの曲や歌を流しながら、勝手にBGMにしながら執筆する。
そしてたまたまこの「ねぇ」を聞いたときに、演劇の神様が教えてくれたと思わんばかりに、『ギルガメッシュ叙事詩』の世界にマッチしたのだ。
- 美ししく澄んだ歌声
- 切ないメロディ
- そして好きな人を想う歌詞
それらは、傲慢の限りを尽くし国を広げて治めてきたギルガメッシュが、大切なライバルにして右腕のエンキドゥを失い、失意の中冥界までさ迷って、やがて自分の国に帰って来て、人が生まれてきた意味を理解し、後生の為に知識を残さねば。
と決意するシーンにぴったりはまった。
この歌自体がアニメのテーマソングなので、きっとそんな切ない恋の物語の作品なのかもしれないが、私はこの「緋色の欠片」と言う作品は知らない。
でも、この曲はいつでも、何度でも、思わず聞き続けたくなる、身体中をノスタルジーに包み込む。そんな力がある名曲なのです。
是非、この歌を聞きながら大切な人、大切だった人に想いを馳せてみてください。
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